中二病

恋病のような表現欲求と、それを満たせない稚拙極まりない技術と絶望的な時間のなさが、今日もいい具合に脳髄を浸食していく。具体的に言えば、1ヶ月くらいDTMソフト立ち上げてなくて、久しぶりに組みかけの音楽流したら、その下手さ具合に死にたくなったわけ。3ヶ月かけた、たった20小節に絶望できるってどんだけひどいんだ。焦って本を開いてみるも単語の意味がわからんくらいの知識のなさに絶望してみたり、出鱈目に打ち込んで神降臨を待とうとかダメな方向に突っ走ったり。いやー、23年音楽と無縁に暮らして、努力らしい努力もしないままでは当たり前の話なんだけど、もうこの年齢が、年齢がとにかく俺を焦らせる。人の役に立つスキルを全く持ち合わせていない焦りと相乗して、今日もマイナスに一杯一杯振り切ってる俺の中二病、どうにかならんのか。
興味を中途半端に多く持つことは興味を全くもてないことより悲劇だ、とかどっかの賢人が言ってたけど、まさにそれだなぁ。仕事一筋で生きる上司が羨ましい。研究も創作も両立できる友人が羨ましい。絵も色もプログラムも音楽もその他もろもろも、なんて出来るわけが無いのに。モラトリアムに生きられるタイムリミットに怯えながら、結局がむしゃらに何も成せないまま今日が終わろうとして、また発狂。

佐賀県大好き!超好き!

リスク回避にネット監視活況 メールから取り付け騒ぎも

もうほんと大好き。佐賀県超大好き。突っ込みどころが多すぎなネタを血税叩いてやってくれるなんて、さすが公務員の考えてることは違うね!日本の未来が心配だよ!

まず1点。ネットに参画、情報発信を行う人間が増加し、日々刻々とテキストが生成されている中で完全な監視ができるのか、という疑問。これはもしかすると解決可能な問題なのかもしれないが(例えば人間の皮肉すら看破できるような抽出スクリプトが登場するとか、万人が監視に協力的になるか、とか…まぁ在り得ないが)、少なくとも短時間では無理だろう。もう一つの問題は、言うまでも無く悪意の有無の線引きをどこで行うか、である。以前に、こうしたネットワーク監視を飯の種にしている企業がWBSで取り上げられていたが、最終的に悪意の有無を人間が判断せざるを得ない現状で、スタッフ1人が複数の案件を抱えた上で監視できる量などたかが知れている、とコメントしていた。スタッフを増員すれば、と考えるかもしれないが、それはコストの問題に阻まれる。

そして、パブリックでない(あるいは完全に閉じられた)ネットワークで発生するそれらに対してどう対処するのだろうか?仮にそれらを何かで知ったところで、そのサーバ管理者へ情報の開示を逐一求める気でいるのだろうか?何より、完全に秘匿に行われた上で発生する流布など、どう追及するつもりだろう。

何より問題なのが、都合が悪いから削除(要請)しよう、などという着想そのものである。

>他人の悪口や会話の流れの妨害はないか。(中略)依頼者から削除権限を得た場合は、サイトへの掲載前に書き込みをチェックし、載ってもすぐに消す。

気に入らなければ削除する言論統制など時代錯誤もいいところだ。

結局、監視という行為そのものが、ネットの本質的にも反しているし、法律的な観点からしても馬鹿げている。ここでも取り上げられてたけど、

>691 名前:名無しさん@七周年[] 投稿日:2006/10/20(金) 04:18:22 id:CUyg49Ll0
>監視よりも透明性向上のほうが
>よほど有効な危機管理ということを佐賀は認識すべき

まさにこの通り。謂れの無い誹謗中傷を回避する、より有効な手段を挙げるなら、少なくとも、非常に広大なネット上で日夜生成される膨大なページ(一部ではパブリックですらない)の監視を逐次行うような前時代的な発想に傾注するより余程、日常的に情報の積極開示を行うほうが効率的だろう。そもそも誹謗中傷の伴わない行政活動などない。それ以上に、そんなものが存在しない社会はない。人間関係だってない。悪意の書き込みに対してノミを潰すようなマネをするくらいなら、ノミが発生しない環境作りに、まずは企業活動や行政の掃除でもしたらどうなんだ。

祝辞

生き方を違えたかつての友人が、ようやく迷いを吹っ切ったらしいことを聞いて、素直におめでとうと述べておく。その結論は、自己の存在定義を決定できたこと以上にめでたいものだと思う。あれ以来、俺も大分悩んではいた。人に噛み付いて諭されたり、色々な人の生き方を眺めてみて、自分の非もある程度認められるようにはなったのだけど、どうしてもいくつかが未だに、正論だと頭でわかりつつも先行する感情によって結論が鈍らされる。そんな一方で、そもそも言動伴わない俺の薄っぺらい紙のような主張を許容できるのが君の素晴らしいところだ。

それが俺に向けられた言葉かどうか察する術は無いが、期待していないこともないあたりが、俺の図々しさというところか。君は右へ、俺は左へ向かった程度。それがこの先どう繋がっているかなんて俺は知らない。ただ、ネットワークの片隅でのぼり立ててしょっちゅう休んでるから、必要なら適当に呼んでくれ。

OSM休刊

ソースは/.jより。

オープンソースマガジンも休刊に

あー、こうしてまた一つの情報工学的必読雑誌が姿を消していく…。昨年末に、UNIXだけでは語れなくなった、とOSMに名前変えたばかりなのに。このテの雑誌で初めて読んだLinuxMagazineも休刊して久しいし、卒業してから定期購読しようと思ってたinternet Magazineは5月号で休刊しちゃったし。Linuxを始めとするオープンソース、インターネットやデジタルメディアなんかに携わる人は年々増えているはずなのに、売れ行きは伸びないもんなんだねぇ。残念至極だ。

さようならYS-11

本日は、戦後唯一の国産機「YS-11」のラストフライト。
かつて世界に轟いた日本の航空技術は、戦後の航空禁止令により衰退を余儀なくされる。日本の航空技術者たちは、再び日本の翼が日本の空を飛ぶことを目指し、当時の通産省主導での国産民間機計画を打ち出す。
ゼロ戦設計者・堀越二郎、飛燕設計者・土井武夫らによる設計、ゼロ戦開発に携わった東條輝雄らによる開発で、当時到底不可能といわれた国産機を、基準の数倍の強度を持って完成させた。
というエピソードなりはwikiにでも任せておくとしてとにかく、戦後復興の象徴、世界に誇る日本の技術の結晶として、永く親しまれ愛されたYS-11。1号機製造から40年近く立った今をもってすら現役稼動を続ける(航行終了も新しい航空法に必要な機器が積まれていないだけ)精密さと耐久性能がまさに日本の宝。
YS-11以降、採算等の事情から国産機は造られていない。再び日本の翼で日本の空を飛べる日まで、ありがとうYS-11

筋少サイコー

少しばかり金銭的に余裕ができたので、音楽CDを買ってみた。下を見てもらえばわかるように、新曲の類なんてものはないし、個人的にも他の手段で聞いたことがある曲ばっかなんですが、やっぱりファン(?)としては買っておくべきでしょうと。しかし筋少電グルなんかのCDは手に入りにくくて難儀しますよ。

筋少の大車輪
FLASH PAPA
MADE IN JAPAN


LOVEBEAT
Big Loada

メタルもテクノも節操無しに買う。今回の一番の当たりはSquarepusherの"Journey to Reedham"。懐かしさを感じさせる電子音の中に、刺激的なリズムが仕込んであってヤバイ。

ただ今回買ったCD、名曲を原曲で聴けて満足したんだけど、どれも一番聴きたい曲が入ってなくて。筋少"機械"、"ノゾミのなくならない世界"、Squarepusher"falling"を聴けるまで、多分この暴挙は続く。