梅田さんご乱心?

My Life Between Silicon Valley and Japan --- 直感を信じろ、自分を信じろ、好きを貫け、人を褒めろ、人の粗探ししてる暇があったら自分で何かやれ。
あぁこれね。聞いたことあるよ。うちの社の先輩がそれを実践したんだ。直感を信じて、自分を信じて、好きを貫いて、絶対必勝を誓ってボーナス全部つぎ込んだ万馬券が紙屑になったっていう話。

まぁそんなネタ話はおいておくとしてだ。話を始める前に、梅田さんの思考が粗探し=批判=ネガティブな位置づけで語られていることを確認しておく。

梅田さんは、自分と見識の違う他人と意見をすり合わせることで、互いに自身の発見を楽しむようなことはされないのだろうか?批評というのは必ずしも、相手を打ち負かすためや貶めるため、あるいは自分の意見を正論立ててみたり、意見を押し通すためだけに行われるのではない。とかく人は自分の脳内だけでものを考えるとき、偏執的で自己に都合のいい意見に集約しがちだ。そういったときに、その偏重への警告や是正勧告、あるいは別の視点を与えるという提案の意味で、それらが行われることはしばしばある。確かにそれは、別の個人の偏重した意見を正論立てていると言われるかもしれないが、対象となる他者に、および自分自身に一石を投じることで何らかのプラスの作用が生じることは大いに期待できる。*1

僕だって君たちを見ていて、悪いところとか、足りないところとか、たくさん見えるよ。でもそんなことを指摘して何になる?

というのなら、それによって自分と他人の相互の研鑽が望める、と答えようじゃないか。

*1:自分の意見に固執する、思考停止する、ということがなければの話だが