さようならYS-11

本日は、戦後唯一の国産機「YS-11」のラストフライト。
かつて世界に轟いた日本の航空技術は、戦後の航空禁止令により衰退を余儀なくされる。日本の航空技術者たちは、再び日本の翼が日本の空を飛ぶことを目指し、当時の通産省主導での国産民間機計画を打ち出す。
ゼロ戦設計者・堀越二郎、飛燕設計者・土井武夫らによる設計、ゼロ戦開発に携わった東條輝雄らによる開発で、当時到底不可能といわれた国産機を、基準の数倍の強度を持って完成させた。
というエピソードなりはwikiにでも任せておくとしてとにかく、戦後復興の象徴、世界に誇る日本の技術の結晶として、永く親しまれ愛されたYS-11。1号機製造から40年近く立った今をもってすら現役稼動を続ける(航行終了も新しい航空法に必要な機器が積まれていないだけ)精密さと耐久性能がまさに日本の宝。
YS-11以降、採算等の事情から国産機は造られていない。再び日本の翼で日本の空を飛べる日まで、ありがとうYS-11