頭を冷やして考えた

この話題はこれで最後に。何せ自分のことでしかないし、誰が見ても気持ちのいいものではないのだけど、自分の心情の整理のために、今一度書く。

何度も言葉をぶつけ合うまでもなく、無関係の友人に噛み付くまでもなく、凡そ何が悪いか、などとは薄々気が付いていた。屁理屈を捏ねて相手の非難をしたところで、自分の足元のほうが覚束ないのにどうして他人が耳を貸そうものか。

俺はいつから偉くなっていたんだろう。要するに、原因は自分の慢心と虚栄心。新しい知識を吸収した刹那的な高揚に、勘違いした正論を振りかざして、不必要な諍いを起こしただけだ。確かに彼自身のことを考えて、というのも嘘ではなかったが、その根底にある自分自身の醜い感情を抜きにして起こりえたことではないはずだ。

もがけばもがくほど、言葉を労せば労すほど、自分の醜さを垂れ流していただけ。彼が縁を切ったのは、俺の醜悪さに辟易して故のことだ。あぁ何故この単純な構図を認められなかったのか。全ては遅すぎた、覆水は盆に還らない。謝罪をしたくとも出来ない、それが縁を切られるということ。

色々な人に迷惑をかけた。それでも尚、俺の非を諭してくれた友人たちに、俺は次からどういう顔をして会えばいいのだろう。ごめんなさい、ありがとうございます。中途半端で不誠実で小賢しい俺ですが、反省したことをでき得る限り行動で示すことで、せめての謝罪と致します。本当は彼に言うべき言葉なのでしょうが……。大変申し訳ありませんでした。